「トカイナカ」とは

皆さんこんにちは!タマスラです!

 

このブログでは、いろんな街紹介や旅先の話を主にさせていただいておりますが、今回は私が気になっている言葉について話をさせていただきたいと思います。

 

今回のテーマは「トカイナカ」についてです。(画像はイメージです)


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トカイナカとは、都会に近く、また都会へのアクセスの良い田舎を指し、都会と田舎という言葉を組み合わせたいわゆる造語になります。

似たような言葉としては、ベッドタウンがあります。

近年、都会から田舎への移住が盛んにおこなわれていますが、ここまで盛んになった理由は都会は住みにくいと考えている人が多いからではと思います。

 

都会の利点を簡単に挙げると、交通の便がいい、娯楽が多いといったものがあります。都会はキラキラしていて進学や就職をする際に憧れを抱いたり、旅行で行ってみたら楽しそうといった印象を抱く方が多いと思います。

しかし、住むとなると話は別です。実際は、物価や地価が高く貯金がしづらい、交通量が多く自動車での移動が困難、更には満員電車によるストレスがあるといった欠点があります。都会で暮らした方の話を聞くと、こういった話をよくされている方が多く、意外と都会暮らしは大変だという印象を受けました。

また、近年は、「若者の貧困化」という言葉にもあるとおり、賃金が低いゆえに若年層がお金を自由に使うことが難しいといった問題があります。そのため、物価や地価の高い都会で暮らすことは、若年層にとってより一層困難を極めています。

 

では、仮に都会を離れて田舎に住むとなるとどうでしょうか。田舎は空気が綺麗なところが多く、なおかつ物価や地価も安いです。しかし、交通の便はあまりよくなく(電車が1時間に一本など)都会に比べて雇用が少なく、平均賃金が低いという問題があります。

 

つまり、都会にも田舎にも利点と欠点があり、どちらがいいとも言い難いです。

 

そんな中、「トカイナカ」というのは、両方の利点を組み合わせており、また、互いの欠点を補っています。都会の価格が高いため地価や物価の安い田舎に住むが、仕事は都会の方が多いため都会まで通勤を行うといった具合です。近年、この「トカイナカ」という言葉が注目されているのも、この両方を合わせてシナジー効果が期待されるからだと思います。

 

さて、このトカイナカの例で、私が注目しているエリアを紹介したいと思います。

(1)兵庫県丹波地域

まず兵庫県丹波地域は、場所的には兵庫県の中部になります。これに属している街として丹波篠山市丹波市を挙げさせていただきます。

丹波篠山市は人口45000人の街です。また、以前、ブログでも紹介させていただきましたが、丹波ブランドである丹波栗や丹波黒の有名な街でもあります。

また、丹波市については、丹波篠山市の一つお隣の街で、人口は65000人程度です。もともとは、青垣町市島町氷上町柏原町春日町山南町の6つの街でしたが、平成の大合併の時期に上記6つの自治体が合併して現在の丹波市へと移行しました。名所としては、日本で最も低い分水嶺である石生の水分れ公園があります。

この二つの街についてですが、大阪駅から丹波路快速という列車が走っています。丹波篠山市の中心駅である篠山口駅については乗り換えなしで行くことができ、丹波市についても中心駅の柏原駅まで(ダイヤによりますが)乗り換えなしで行くことが出来ます。

つまり、乗り換える手間がなく、大阪まで通勤可能というわけです。因みに所要時間についてですが、篠山口駅から大阪駅までは1時間、柏原駅から大阪駅までは1時間20分です。時間がかかりますが、その他にも特急きのさきというのに乗車すれば、それよりも早く到着できます。(ただし、余分に特急券が必要ですが、この車両を用いて通勤特急としたら需要があるのではと思っています)

残念なことに、丹波篠山市丹波市については人口が減少傾向にありますが、三大都市圏である大阪からのアクセスが良いため、発展する余地のある街々だと思います。

以下、丹波篠山市の位置
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(2)滋賀県湖南地域

滋賀県湖南地域は近年ベッドタウン化が進んでおります。日本の都道府県の人口増減率を見ても、滋賀県については増加になっておりますが、昔から自然災害が少なく、かつ人が密集していない地域であることから住むのに適した環境であるとみなされていると思います。

ここでは、草津市守山市を挙げさせていただきます。

草津市守山市についても、もともとはそこまで大きい自治体ではありませんでした。しかし、新快速が止まる駅(南草津駅草津駅守山駅)であることから、交通の利便性の高い街です。滋賀県ベッドタウン化が進んだ要因として、この新快速にあると思います。

南草津駅草津駅守山駅いずれも駅周辺に高層マンションが立ち並んでいます。そのため、最初に行った時は都会という印象を受けましたが、少し駅を離れると田園風景が広がっていました。人と自然と共存している街という印象があり、典型的な田舎でした。アクセスについても、大阪駅までであれば、南草津駅からは50分、草津駅は53分、守山駅は1時間で着きます。

今度この二つの街については散策してじっくり調べてみたいと思いますので、紹介はここまでにさせていただきます。

以下、守山市の位置


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(3)岐阜県美濃東部

岐阜県の美濃東部についても注目をしています。これに属する街として、多治見市、可児市などがあります。

岐阜県の美濃東部は山の中にあり、盆地が広がっています。また、多治見市については国内最高気温を観測して日本一暑い街として有名になりました。美濃東部についても上記2つと同じく典型的な田舎であると思います。

美濃東部は三大都市圏の一つである名古屋から近いです。というのも、JR名古屋駅から中央本線を通って多治見市の中心駅である多治見駅まで列車が走っており、名古屋鉄道であれば可児市にある新可児駅までの列車が名古屋から走っております。

所要時間についてですが、名古屋駅から多治見駅までは35分、名鉄名古屋駅から新可児駅までは52分で着きます。(帰宅の時間帯にはホームライナーという特急列車が名古屋駅から瑞浪市瑞浪駅まで走っております。因みに瑞浪市についても、美濃東部の街ですが、このホームライナーという列車に乗車すれば45分ほどで着きます)

列車でのアクセスがばっちりであることから、近年名古屋市ベッドタウンとして発展している同じ岐阜県大垣市岐阜市よりも発展の余地があると思います。

東海地方と言えば、東海道本線を通る大垣から名古屋方面への列車(特別快速、新快速など)が重要であると思いますが、名古屋から美濃東部まで向かう列車も負けてはいません。実際、まだきちんと訪れた事が無いエリアであるため、実際に行ってみて調査したいと思います。

以下、多治見市の位置


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以上3つのエリアを例にトカイナカについて書きました。

では、トカイナカが今後進み、なおかつトカイナカとして成功させるために必要不可欠なことは何か。

それは鉄道やバスといった交通網を発展させることだと思います。

 

3つのエリアに共通している点として、まず三大都市圏(大阪、名古屋)へ乗り換えなしで行ける点があります。また、所要時間も1時間以内で収まることが多く、不便と感じることも恐らく少ないでしょう。

都会へと行きにくいと考えている理由としては、単純に不便であるからだと思います。また、距離があるため、移動が面倒であるからというのもあります。(私自身が田舎出身であるため、それは常々感じておりました)

 

いざ就職や進学するとなると、田舎よりも都会の方が選択肢が多いため、都会へと出たいと思うのは必然的なことでしょう。しかし、先ほども申し上げた通り、若者の貧困が社会問題化していることから、若年層にとって都会は住みにくい環境となりつつあります。また、快適な住環境で子育てをしたいという子育て世帯にとっても、空気が綺麗で、なおかつ子育てへの金銭的負担の少ない物価の安い田舎に住みたいとお考えの方も多いと思います。

 

そんな中、田舎から都会まで行く手段として鉄道やバスは重要な役割を果たしております。トカイナカとして知名度を上げるには、まずこの分野に注力し、インフラを固めていくべきではないでしょうか?

例を挙げると、特急列車の定期券の販売価格を下げたり、一定の需要が見込まれるエリアで通勤用の特急列車を走らせるといった具合です。

(事例としてはJR四国で発売されている「快てーき」があります。この「快てーき」は、長距離で通勤通学する方向けに(普通車自由席限定ですが)特急列車を利用できる定期券です。

四国地方、特に愛媛県については都市間の距離が離れているため特急列車の需要があります。実際、愛媛県南予地方から県庁所在地の松山までの通勤通学の手段として、この「快てーき」を用いて特急列車に乗車する方が多くいらっしゃいます。)

 

トカイナカについて書きましたが、ここまで読んでいただいた方はいますでしょうか?

まだまだ不勉強な点もありますが、調べていくうちにこの「トカイナカ」というのは面白いものであると思います。今後、まだまだ発展の余地のある「トカイナカ」の例がありましたら、調査してみたいと思います。

 

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

行楽シーズンにうってつけの丹波篠山に行ってきた

皆さんこんにちは!タマスラです。

 

いよいよ秋の行楽シーズンですね。今年は新型コロナウイルスの影響もあって、活動を例年より少なくするつもりでいましたが、GoToキャンペーンの開始に当たって、ずっと自宅にこもるのも勿体ないと考えております。

 

現在、観光の候補として挙げているのが、高知、熊本、愛媛(松山の他に、今治新居浜といった東予地方の街も攻めてみたいと考えております)といった具合ですが、なかなか遠いところになるため、実行までは少し時間がかかりそうです…。もし行くことがあれば、また更新しますのでお楽しみに…。

 

今回は、秋の行楽シーズンにうってつけの観光地に行ってきましたので、そちらを紹介します。

 

私が行ったのは、兵庫県丹波地域にある丹波篠山市です。

 

この丹波篠山市についてですが、街の名前が平成時代になって以降、2回変わっております。

もともとは、篠山町、西紀町、今田町丹南町の4つの自治体でしたが、ちょうど平成の大合併の時期である1999年4月1日に前述の4つの自治体が合併し、篠山市という名前に変わりました。

しかし、篠山という名前だけではどこにあるのかわからないのと、丹波ブランドを市名に冠したいという思いから、篠山市という名前を改称してほしいという市民からの要望が以前からよく挙がっていました。

2018年11月18日に丹波篠山へと市名を変更する住民投票を実施し、結果、賛成多数となりました。2019年5月1日には篠山市から丹波篠山市へと改称しました。

当初、丹波篠山市と改称したときは市名が長いなという印象を受けましたが、丹波ブランドというのが市名からすぐわかりますし、印象付けやすいという意味ではいい名前だと最近では思っています。(因みに兵庫県では唯一の漢字四文字の市町名です)

 

この丹波篠山市の名所ですが、篠山城跡があります。

外観は以下のとおり。


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城跡ともあるとおり、残念ながら天守閣がないのですが、中は篠山城の歴史を始め、丹波篠山市の歴史も記されてあったため、郷土資料館のようでした。

入館料は大人400円でした。

また、篠山城は、現在NHKで放映されている大河ドラマ麒麟がくる」の主役である明智光秀ゆかりの地でもあります。付近の丹波市京都府福知山市南丹市といった丹波地域の明智光秀ゆかりの地を巡るツアーのパンフレットもあり、近年知名度を上げようと頑張っている街だと思います。

 

そして、丹波篠山と言えば、栗と黒豆が名物です。丹波ブランドで最も使われているところが、この黒豆と栗だと思います。

皆さんは丹波と聞けば、丹波黒というものを聞かれたことがあるのではないでしょうか?

丹波篠山こそが、秋の行楽シーズンにうってつけの観光地だといった理由は、この丹波黒と栗がちょうど今がシーズンだからです!

 

旧篠山町役場の建物を使用した大正ロマン館というところで、今回、丹波黒を用いた黒豆ソフトを食しました。


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黒豆の香りがほんのりとして、結構好きな味でした。お値段は380円とリーズナブルな価格でした。

 

更に、京阪神圏からのアクセスが良好なのも、この丹波篠山の特徴です。

丹波篠山市を始め、お隣の丹波市を含めた丹波地域は、田舎ではあるものの都会である大阪や京都までのアクセスもばっちりであることから、都会に近い田舎として「トカイナカ」というフレーズを使ってよく紹介されております。

今回私は車で丹波篠山へと向かいましたが、車ではなく電車を用いた場合、確かに電車でのアクセスはばっちりです。大阪駅からは丹波路快速という列車が中心駅である篠山口駅(中心駅ではありますが実際街の中心までは距離があるため、駅からはバスを利用することをすすめます)まで運行されています。

乗り換えなしで大阪から行くことができ、時間も1時間ほどで着きますので、田舎でリフレッシュしたいという場合でもそこまで抵抗なく行ける移動時間だと思います。

少し足を伸ばしてリフレッシュ観光をするのであれば、ぜひ丹波篠山を検討してみてはいかがでしょうか?

 

今回はここまでとします。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

以下、丹波篠山市の位置の地図です


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特急スーパーはくとの終点・倉吉に行ってきた

皆さんこんにちは!タマスラです。

 

今回は、私が3月下旬に行った鳥取県倉吉市について書きたいと思います。

 

私は現在関西地方に住んでいますが、関西地方で電車に乗る際に電光掲示板で「特急スーパーはくと 倉吉行き」というものをよく目にします。

 

前回ご紹介させていただいたのですが、特急スーパーはくとは関西地方と鳥取県とを結ぶ列車です。

 

特急列車の終点は、だいたい県庁所在地の駅か、その県の主要都市の駅になることが多いです。この特急スーパーはくとについては、県庁所在地の鳥取市にある鳥取駅ではなく、倉吉駅になっていることが多いです。

 

では、その倉吉というのはいったいどういうところなのか?今回、実際に倉吉に行きましたので、そちらの紹介をしていきたいと思います。


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まずは、倉吉市の場所についてですが、倉吉市は以下の地図のとおり、鳥取県の中部にあり、鳥取市よりも更に西にある街です。位置的には、鳥取県東部の中心都市の鳥取市と、鳥取県西部の中心都市の米子市の間です。


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人口は46000人ほどどそこまで大きくはないのですが、鳥取県中部では中心となる都市です。因みに人口でいえば、鳥取市米子市に続く3番目で、鳥取県を代表する都市の一つでもあると思います。

 

駅舎及び駅内部は以下のとおり。また、駅からは市の中心部まで20分ヘッドでバスが走っております。倉吉駅については、街の中心部から外れたところにあり、バスでの移動が必要という印象を受けました。本数が多いので、比較的移動がしやすかったです。


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倉吉市の名所は大きく2つあります。

 

一つ目は、打越玉川地区の白壁土蔵群です。その名のとおり、白壁でできた街並みで、県内外問わず、多くの観光客が来ます。

また国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、まさに倉吉市のシンボルともいうべきです。倉吉に来たらぜひ一度行ってみて欲しいところです。


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二つ目に二十世紀梨記念館なしっこ館です。鳥取県の名物、二十世紀梨を満喫することが出来ます。


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また、中では、梨を用いた名産(梨ジュースや梨のシャーベットなど)が売られております。他に鳥取県の名産である因幡の白うさぎも売っていますし、倉吉に来た時には、このなしっこ館に来てお土産を買うことをすすめます。(写真は、梨ソフトという梨が入ったソフトクリームですが、甘酸っぱくて美味しかったです)


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また、倉吉市では、牛の骨で出汁を取った「牛骨ラーメン」が名物です。

豚や鶏ガラではなく、牛骨って不思議だなと思いましたが、スープを飲んだ瞬間、牛のほんのりしたにおいがして、結構ラーメンに合うなという印象を受けました。

 

倉吉に来たら、お昼ごはんか晩ごはんに、この牛骨ラーメンを食べて欲しいと思います。


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以上が倉吉市の紹介です。

 

鳥取県に行く際、大抵の方が途中の鳥取駅で降りて、例えば砂丘や賀露市場といった鳥取市の観光地に行くと思います。しかし、倉吉についても鳥取市に負けず劣らず素敵な観光地があるので、お時間のある方はぜひ倉吉まで足を伸ばしていただきたいと思います。

 

今回はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございます!

 

アクセス

白壁土蔵群    鳥取県倉吉市魚町

JR倉吉駅からバスで17分(運賃は230円)

 

二十世紀梨記念館なしっこ館    鳥取県倉吉市駄経寺町198-4

JR倉吉駅からバスで18分(運賃は200円)

開館時間は9:00〜17:00

 

特急スーパーはくとに乗車して思ったこと

皆さんこんにちは!タマスラです。

 

今回は私が鳥取県に行った時に乗車した特急スーパーはくとの紹介をしたいと思います。

 

特急スーパーはくとは、鳥取県倉吉市にある倉吉駅から関西圏(神戸、大阪、京都)とを結ぶ列車です。

 

この特急スーパーはくとについては、鳥取県と関西圏とを結ぶ重要な路線である智頭急行智頭線という路線を経由します。

鳥取県山陽地方との移動には、因美線という岡山県と結ぶ路線が以前は用いられていました。しかし、岡山県津山市津山駅を経て向かうため、遠回りになることから、1992年に智頭急行智頭線という大回りを回避する路線が出来ました。

特急スーパーはくとについては、智頭急行智頭線開業より後の1994年に鳥取県と関西圏とのアクセス向上のために運行が開始されました。因みに、岡山駅鳥取駅とを結ぶ特急スーパーいなばについても、この智頭急行智頭線を経由します。まさに、鳥取県の方が県外移動するのに欠かすことのできない路線であると思います。

 

車両については以下の写真のようになっております。


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青色の流線型な車両が特徴的です。因みに私は、鳥取駅から姫路駅の間で利用しましたが、1時間30分で到着しました。鳥取県は遠いイメージが当初ありましたが、思ってたよりも早く到着して驚きでした。

 

実は、車両については、JRではなく、智頭急行線を運営する第三セクター智頭急行株式会社が所有しております。そのため、従来のJRにはないサービスがあるという印象がありました。

 

まず、前面展望を楽しみたい場合、特急スーパーはくとについては、前面展望が出来るモニターが各車両に付いています。そのため、最前のパノラマ席を確保できなくて残念という場合でも、前面展望を楽しめるというのが、この特急スーパーはくとの良いところだと思います。

 

そして、車内の電光掲示板についても、通過した駅周辺の観光案内が出てきます。

 

例えば、途中通過する駅でしたら、智頭急行智頭線恋山形駅であれば、恋愛成就がするという噂の駅と紹介したり、西粟倉駅であれば駅周辺に温泉がありますといった具合です。(ざっくりと書いただけですので、本当はもっと詳しく紹介されています。)

このスーパーはくとについては、関西圏とを結ぶ路線や、岡山県とを結ぶ陰陽連絡路線としての役割だけではなくて、沿線の自治体活性化にも大きく役割を担っているものだと思いました。

 

更に窓際の席限定になりますがコンセントがあったり、車内にはWi-Fiが通っています。車内で快適にくつろぐのであれば、至れり尽くせりの車両という印象を受けました。

 

以上が、私が特急スーパーはくとに乗車して思ったことでした。特急スーパーはくとについては私の好きな特急列車の一つであるため、もう一度乗車したいと思います。

 

今回はここまでにします!

私の好きな街 その4

皆さんこんにちは。タマスラです。

 

最近、急に涼しくなってきましたね。暑さ寒さも彼岸までという言葉にもあるとおり、四連休を境に涼しくなったような気がします。

季節の変わり目で気温が変わりますので、皆さん服装を調節したり、温かい格好で寝たりと体調管理には気を付けてください。(かくいう私も、この時期毎回のように風邪を引きます(笑)。自分も気を付けなくては…(^^;)

 

さて、今回のテーマは以前行ったコーナーである「私の好きな街」第4弾です。

 

今回紹介するのは、愛媛県松山市です。


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松山市愛媛県の県庁所在地で、人口はおよそ50万人の街です。

人口は四国地方で最も多く、中四国地方では、広島市岡山市に次ぐ第3位の規模です。

人口だけでいえば、政令指定都市の要件を満たしていることから、四国地方初の政令指定都市になるのではと期待をしています。

 

私がこの松山市を好きな理由は、松山市が温暖で過ごしやすいからと交通の便がいいからです。

 

まず温暖な気候である点についてですが、松山市は瀬戸内海に面しており、瀬戸内海式気候に属しています。年間を通して平均気温も高く、積雪量もそこまで多くありません。愛媛県の名産はみかんですが、この温暖な気候のおかげもあって栽培が盛んにおこなわれています。

 

また、交通の便のよさについてですが、こちらは市内でのアクセスが良いという意味で書いております。

松山市は、伊予鉄道が運営している路面電車が市内に走っております。市内の観光地である道後温泉松山城にも楽々移動が出来るので、観光客にありがたい電車です。

この路面電車についてですが、市内に交通網が張り巡らせていることから、市内移動がしやすいため、車を持っていない方や、足腰の弱い高齢者の方にも過ごしやすい住環境であると考えます。

松山市については、この路面電車の恩恵もあって、コンパクトシティ化に成功している街なのではと思っています。

 

因みに、JR松山駅については、松山市の中心部から外れたところにありますので、松山市の中心駅については伊予鉄道が運営する松山市駅になります。


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最後になりますが、ここは行くべきという観光地を紹介します。

 

道後温泉

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写真は道後温泉本館から撮ったものです。本館は入浴料が410円ですが、かなり混んでいます。混雑が苦手な方は、近くに温泉は沢山ありますので、そちらで入浴を済まされてもいいかもしれません。

また、泊りがけで行くならば、中心駅の松山市駅から路面電車で20分ほどで着きますので、入浴だけはホテルでなく道後温泉で済ませるということもできます。

場所:愛媛県松山市道後湯之町5番6号

アクセス:伊予鉄道道後温泉駅から徒歩5分

広島県東部にある3つの都市について書きます


皆さんこんにちは!タマスラです。

 

今回の記事は広島県の東部にある3つの都市について書きたいと思います。

 

皆さん、広島県と聞いて真っ先に思い浮かぶものは何でしょうか?

 

恐らく、原爆ドーム安芸の宮島厳島神社)を思い浮かべたのではないでしょうか?また、修学旅行の平和学習の一環で、平和記念公園に行った方もいるかもしれません。

 

しかし、これらは広島県西部にある観光地です。原爆ドーム平和記念公園広島市にありますし、安芸の宮島広島市の西にお隣の廿日市市にあります。

 

今回は、これら広島県西部にある観光地及び都市ではなく、広島県の東部にある都市について書きたいと思います。

 

(1)広島県福山市

広島県福山市は、広島県の東端にある都市で、人口はおよそ47万人の街です。人口規模でいえば、広島市に次ぐ規模で、広島県東部の政治・経済の中心都市です。

福山市の名産はバラです。福山市の市の花にもなっており、福山市内には数々のバラ園があります。

また、ジブリ映画の「崖の上のポニョ」の舞台である鞆の浦があり、そこからの夕焼けは絶景です。JR福山駅からはバスが通っているものの、時間が30分ほどかかります。お時間はかかりますが、一度足を運んでみるといいと思います。

 

更に面白いことに、JR福山駅の近くには、福山城が見えます。

福山駅は新幹線の駅では、最も城が近い駅とされており、歩いてすぐ城の見物が出来ます。新幹線のホームからお城が見えるのは印象的な光景です。


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(2)広島県尾道市

尾道市福山市の一つ西隣の街で、人口はおよそ13万人ほどです。

また、向かいの愛媛県今治市と「しまなみ海道」がつながっております。このしまなみ海道広島県四国地方を結ぶ道路となっており、本州と四国地方を行き来する際の重要な道路の一つとなっております。

 

尾道市の特徴は、きれいな海の景色があることです。


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写真は尾道市の名所である千光寺公園から撮ったものです。向かいに見えるのは、向島という島です。

この写真を撮影した千光寺公園というところですが、春になると桜が綺麗に咲きます。広島県というより、中国地方有数の桜の名所とされています。実は、今年、この桜を撮ろうと試みましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け断念しました。来年こそは撮影して写真を紹介したいと思います。

 

(3)広島県三原市

三原市尾道市の一つ西隣にある街で、人口は9万人ほどです。天気予報では、尾道市とセットで尾三と呼ばれています。

三原市の名物はタコです。駅を降りるとすぐにタコの街とPRしていることが印象的です。


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三原市の特徴的なことは交通の要衝という点です。在来線で旅をされる方であれば、糸崎行きの列車というものを聞いたことがあるかもしれません。その糸崎駅があるのが三原市です。また、お隣の三原駅に行くと、呉線で呉方面、山陽本線で広島方面に乗り換えで下車される方が多くいます。おそらく、訪れたことがないという方も、この三原という地名は聞いたことがあるのではないのでしょうか?

(因みに余談ですが、兵庫県相生駅から三原行きという長距離の在来線列車が走っております。関西圏で、広島県の駅名が出るのは非常に印象的ですね…)

 

ここまで、福山市尾道市三原市の3つの都市を紹介しました。この3つの都市にはそれぞれ特徴がありますが、共通点として新幹線の停車駅があるというものがあります。

 

福山市福山駅三原市には三原駅が新幹線が止まりますし、尾道市は少し郊外になりますが、新尾道駅という新幹線専用駅があります。

 

つまり、東京、大阪方面からのアクセスがかなり良いのです。もし広島県に出かけてみようということがあれば、広島市以外にも、今回紹介させていただいたこの3つの都市を巡っていただきたいと思います。

 

今まで紹介した3都市の特徴やいいところはごく一部です。

私自身まだまだ知らない点があったため、今回はここまでの紹介とさせていただきます。

 

また、時間があれば、これら3都市の他に、広島県東部の都市は巡っていきたいと考えていますので、今度はより詳しく知りたいと思います。

 

特急やくも乗車記

皆さん、こんにちは!タマスラです。

 

久しぶりの更新です。最近、旅にいけず、ネタがなかったので、更新サボってました(笑)。

 

実はコロナの感染拡大を受け、7月中旬から8月の終わりまで外出自粛をしておりました。今回は、コロナの感染拡大が徐々に収まったことを踏まえ、久しぶりに旅に出たので、書いていきたいと思います!

 

今回の行先は、島根県松江市でした。

 

私は関西出身ということで、島根県に行くのであれば、伊丹空港から飛行機で出雲縁結び空港まで行くのが最短ルートだと思います。しかし、今回は飛行機を全く使わず、飛行機よりも時間のかかる鉄道を使って島根県松江市へと向かいました。

 

ルートは岡山駅まで新幹線で移動し、岡山駅から特急やくもに乗車して松江駅まで行くというものでした。岡山駅までの移動は非常に早く済むのですが、そこから先、やくもでの松江駅までの移動時間がなんと2時間半でした!(笑)

 

ちなみに、岡山から移動時間が2時間半かかる場所ですが、例えば九州新幹線の最速達便に乗った場合、熊本まで行きます。新幹線が早いのか、やくもが遅いのか分からないですが、岡山→松江と岡山→熊本の移動時間が実は一緒ぐらいというのは私の中では驚きでした。


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こちらが乗車した列車です。岡山駅から伯備線山陰本線を経由して山陰地方の主要都市の駅である米子駅松江駅を通って、終点の出雲市駅まで向かいます。

 

さて、岡山駅から乗車しましたが、果たしてどのようなものだったのか…。結論から言うと、だいぶ疲れました…(笑)。

というのも、特急やくもは旧国鉄型車両を用いていることと、伯備線がカーブが多いことからかなり揺れるのです…。
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上の通り、特急やくもは、「ゆったりやくも」という愛称で親しまれていますが、かなり揺れることから「ぐったりはくも」と揶揄されることがあります…。

 

また、伯備線は、途中から単線になることから、列車の行き違いをよくしているため、移動時間も結構かかります。(松江駅に着いた時は腰痛かったです…(笑))

 

ただし、山の中の渓谷を走ることもあり、外の景色は絶景(個人的に備中高梁から新見まで移動してる時の景色が好きでした)です!

また、米子駅まで向かう途中であれば、右側の座席から大山を見ることが出来ます!(私の行った時は大雨だったので見ることが出来ませんでした)

 

景色を楽しんでゆっくり行きたい方や、乗り物酔いに強い方はこの特急やくもに乗車されてもいいと思います。

 

ちなみに、今回、やくもに乗車して気付いたのですが、意外にも岡山県内の移動にも、このやくもは使われていました。

当初、やくもに乗車した時は、陰陽連絡路線として重要な役割を果たしていることから、島根県鳥取県西部(米子市境港市など)の方が多く利用されているのかと思っていました。

しかし、岡山県内の駅である備中高梁駅新見駅で下車された方も多くいました。

島根県までの移動、と言うよりは、岡山県北部や中部の方にとって欠かすことの出来ない列車がこの特急やくもだと思いました。

 

松江市は日帰りで行きましたが、ほとんど時間が無く観光も十分に出来なかったので、今度島根県に行く際は、泊まりがけにしたいと思います。また、松江市しか行っていないことから、島根県についてはまだまだ知らない点があります。もっと、島根県については事前に下調べした上で、今度は玉造温泉や出雲といった他の観光地を巡ってみたいと思います。

 

今回はここまでにします!