ゆるっと駅紹介② JR黒田庄駅
皆さんこんにちは!タマスラです。
今回はゆるっと駅紹介第2弾ということで兵庫県西脇市にあるJR黒田庄駅について紹介していきたいと思います。
JR黒田庄駅は加古川線の途中停車駅です。加古川線とは、加古川市にある加古川駅から丹波市の谷川駅とを結ぶ兵庫県のローカル路線です。阪神淡路大震災でJR神戸線が不通になったときは、播但線という路線と一緒に迂回ルートとして用いられたことがあります。また、ローカル線でありながらも、全線電化している路線です。
その加古川線のうち、途中の西脇市にある西脇市駅から谷川駅の間については谷川線という愛称で呼ばれています。加古川線の加古川駅から途中の西脇市駅は1時間に1本しか電車がなく、兵庫県内でもアクセスが不便な区間の一つでありますが、この谷川線についてはそれよりも更に本数が少なく、なんと一日に9本しかないのです…。
これは兵庫県の中で最も本数の少ない路線の区間の一つであり、2時間に1本しか来ないことになります。
その黒田庄駅についてはこの谷川線内にある停車駅ですが、乗降客数でいえば1日に平均30人ほどの小さな駅です。(これでも谷川線のなかでは多い方です…)
乗降客数だけで言えば秘境駅ともいうべきですが、この駅は旧・黒田庄町(現在は合併して西脇市となっています)の中心駅であるため、駅周辺には学校やレストランなど施設があり、まだ秘境駅というには栄えている方だと思います。
駅構内は以下のとおりとなっています。この谷川線の駅は西脇市駅と谷川駅とを除いてすべて無人駅です。
駅の中は駅員どころか乗客さえも一人もいませんでした。
駅ホームは以下のとおり2面2線の相対式ホームとなっていますが、実際に路線として用いられているのは手前のホームだけです。
駅の看板があるのになぜ使われていないのか不思議に思いましたが、どうも加古川線(谷川線も含む)が電化に移行する2004年までは向かいのホームも利用されていたとのことです。
また、駅の中には自動券売機がなく、且つ無人駅のため、駅の中で切符を買うことが出来ません。そのため乗車する際は、整理券を電車の中で取って後で運賃を精算という形になります。(一応、運賃表はありましたが…)
駅の雰囲気自体は秘境駅巡りが好きな方にとっては気に入るものだと思います。お時間があればぜひ訪れて欲しい駅です。
今回の記事を読んでもし興味を持ったならば、本数がかなり少ないため乗り換え案内をしっかり見たうえで訪れてみるべきです。(西脇市駅での乗り換えになりますが、乗り換え時間は多少考慮したダイヤとなっています)